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Taylor and Francisから6,000タイトルをAcademic Complete®に追加収録

質、量ともに業界をリードするProQuestの年間購読型電子書籍サービスが収録タイトル15万件を突破

【米国・カリフォルニア州・マウンテンビュー:2017年10月16日】ProQuestTaylor & Francisから6,000タイトルをAcademic Completeに追加収録しました。質・量ともにバランスのとれたコンテンツ構成にフォーカスし、業界の先駆けとされる電子書籍年間購読型サービスは、この追加収録により、世界の権威ある出版社から提供されたebookを15万件以上を複数同時アクセスで提供できるようになります。

「ProQuestとのチームワークは、学術図書館とその利用者にとって不可欠なコンテンツへのアクセスの拡大を可能にしました。」とTaylor & Francis GroupのSales DirectorであるChristoph Chesherはコメントしています。

ProQuest BooksのSenior Vice President and General Managerを務めるKevin Sayarは、「Taylor & FrancisとProQuestは、ebookへのアクセスを継続的に改善していくという共通の目標において、長期的で生産的な関係を築いています。彼らは利用者駆動型購入モデル(Patron Driven Acquisition)のようなイノベーションの支援や、タイトルの質や関連性だけでなく、アクセスを強化するための新たな手法を求める市場のニーズを深く理解する非常に意欲的なパートナーです。」と述べました。

図書館員の資格をもつスタッフにより丁寧に選書されたコンテンツを収録するAcademic Completeは、すべての分野における基礎となる学術コンテンツを収録しており、他の年間購読型サービスよりもより多くのタイトルを大学出版局から収録しています。

ProQuestの他の年間購読型電子書籍サービスと同様に、Academic Completeは図書館員とその利用者を考慮して開発されたモダンなユーザーエクスペリエンスとシンプルなワークフローを備えたProQuestの革新的なEbook Central®プラットフォーム上で提供されます。収録コンテンツの幅の広さ、直感的なユーザーインターフェイス、そしてカスタマイズ可能な詳細な利用統計でEbook Centralは比類のない、徹底したebookエクスペリエンスを提供します。

Academic Completeはまた、カスタマイズが可能な無記名アンケートで利用者をより深く理解することができる利用者分析機能を提供しています。利用者分析は誰がどのような目的で図書館を利用しているかを予測し、予算と利用者のニーズのバランスの最適化を可能にする機能です。さらに、Academic Completeを契約する機関は、出版元を問わず特定のタイトルを視覚的に宣伝できるブックディスプレイウィジェット機能で、ウェブページやカタログ、フェイスブックのページ、ブログなどのデジタルディスプレイ上で表示することで利用促進を図ることが可能です。

Taylor & Francis Groupについて (http://taylorandfrancis.com)
Taylor & Francis Groupは世界の研究者、学術ソサエティ、大学ならびに図書館との協力のもと、知識を 学術ジャーナル、書籍、電子書籍、参考図書の世界的な出版社として、提供コンテンツは人文学、社会科学、行動科学、科学、そしてテクノロジーと医学を含む全ての分野に及びます。
オックスフォード、ニューヨーク、フィラデルフィア、ボーカラトーン、ボストン、メルボルン、シンガポール、北京、東京、ストックホルム、ニューデリー、ケープタウンに渡るオフィスネットワーから、Taylor & Francisの専門性の高いスタッフがエディター、ソサエティや著者へのサポート、また細やかで効率的なカスタマーサービスを図書館にご提供しています。

ProQuestについて(http://www.proquest.com)
ProQuestは世界の学術研究とラーニングの発展を支援する学術リサーチソリューションカンパニーです。知識の進歩に重要なコンテンツをキュレーションし、研究活動に携わる全ての人と組織のワークフローの簡素化と時間の効率化を支援するため、綿密な精査とインデキシングを付与したアーカイブ資料とともに提供しています。さらに、情報コミュニティを結びつけることにより、複雑なネットワークシステムやプロセスを一度にかつ効果的に稼動させることが可能です。ProQuestは学術リサーチにおけるシンプルでダイレクトな発見と、類まれな結果の獲得を支援します。

ProQuestとその傘下企業- Ex Libris、 Alexander Street、Bowker – はbetter research, better learning, better insights(より良いリサーチ、より良い学習、より良い考察)を目指し、学術研究で世界に挑戦する全ての人を支援します。


ProQuestの電子書籍サービス、Ebook CentralではAcademic Completeのほか、年間購読型の分野別パッケージ、また、1冊からの買切りが可能なご契約もご提供しております。詳細な情報、またご導入のご相談を承っております。こちらからご連絡ください。
またトライアルのお申込みはこちらからお送りください。

キャバレー:ミュージカル名作の背景を調べる

キャバレーといえばこれまで再演を重ねているミュージカルの傑作です。日本でも先日、長澤まさみさんのサリー役で再演され、その見事な演技で話題となりました。今回のブログでは、ProQuestのコンテンツエディターリーダー、Sandra Hahnがこの『キャバレー』の作品背景の学術的な調べ方をご紹介します。


ミュージカルの舞台裏の人々、場所、創作プロセスを選りすぐりの学際的リソースから調べる

我々は新たな形のミュージカルシアターを探し求めている。陳腐で精彩を欠き、自己模倣的になり果てた劇場とは全く異なるものを。我々は、未来の形を考えるためにのみ過去を振り返っているのだ。(1)
—フレッド・エブ 「キャバレー」作詞家

ボブ・フォッシー監督の映画「キャバレー」は、今から45年前の1972年2月13日に封切られました。

エンターテイメント情報誌Varietyは「きわめて非凡:[中略]洗練されていてかつ猥雑、洗練され官能的、シニカルだが心温まる、心をかき乱すほどに示唆に富む映画」(2)と評しています。

また、映画評論家のロジャー・エバートは「いつまでも記憶に残る絶望の叫び」と評論しています。(3)

まさにバレンタインデーのデートにぴったりの映画といえるでしょう。

有名な振付師でもあったフォッシー監督の「キャバレー」は、ハロルド・プリンスが演出した画期的なシアターミュージカルを元にしています。

プロデューサー兼演出家のプリンスは1965年に彼のチームと「キャバレー」の制作を開始しました。当時のいわゆる「ロジャース&ハマースタイン」スタイルのミュージカルは、すでに行き着くところまで行っていました。一方、観客は1960年代末の社会的・政治的動乱の中で、直観的な歌と踊り以上のものを求めていました。

ナチスが政権を握る前のベルリンの退廃的なキャバレーを舞台にしたこのミュージカルは、そんな観客の要求に応えるものでした。1966年にブロードウェーに「キャバレー」を観に来た観客は、「単に娯楽作品として楽しむだけでなく、一歩進んで考えることを求められた。見終わった後は、娯楽を楽しんだというよりも重苦しい気分で劇場を後にした。」(4)

ミュージカル「キャバレー」はイギリス人作家クリストファー・イシャーウッドの半自伝的小説「さらばベルリン」を原作としています。この小説は1930年代初頭のベルリンでの作者の体験を追想したものです。プリンスと脚本家のジョー・マスタロフは原作の登場人物と場面をほぼそのままの形でミュージカルに取り入れました。しかし、プリンスが最も描きたかったのは、ナチズムと過激な反ユダヤ主義が台頭する中での「ドイツ社会の隠喩としてのキャバレー」(5)でした。「劇中のキャバレー「キットカットクラブ」はプリンスによるミュージカル解説を現実的な場面で具現しており、ジョン・カンダー作曲・フレッド・エブ作詞の楽曲がこれに完璧にマッチしています。ストーリーよりもメッセージを重視した「キャバレー」は、「初の完全コンセプト型ミュージカル」となりました。(6)(7)

「キャバレー」についてもっと知りたいけれど、どこから始めたらよいか分からない場合は?

それならば、プリンスのようにコンセプトから始めてみるのはどうでしょう?

例えば、歴史的背景についてもっと知りたいならば、下記の書籍が最適です。ちなみにこれらはProQuest EBook Centralに収録されています。

  • C. Paul Vincent著  Historical Dictionary of Germany’s Weimar Republic, 1918-1933.
    フォッシーの映画版「キャバレー」でライザ・ミネリの演じる「サリー・ボウルズ」が気軽に会いに行ったマックス・ラインハルト、エミール・ヤニングス、エリッヒ・フォン・シュトロハイムの実像を知ることができます。また、ドイツの映画会社UFAの社名の意味が分かるでしょう。
  • Peter Jelavich著  Studies in Cultural History: Berlin Cabaret.
    「キャバレー」の楽曲は、1920~1930年代にベルリンのキャバレーで実際に行われたショーをどの程度正確に再現しているでしょうか。

「キャバレー」について音楽的アプローチをするのであれば、ProQuestに収録されているAlexander Street Pressに作曲家ジョン・カンダーと作詞家フレッド・エブの次のようなインタビュー動画があります

  • The Legacy Project: John Kander in Conversation with Kirsten Childs
    Landon Van Soest監督、52分。作曲家ジョン・カンダーが「キャバレー」などのミュージカルを作曲する過程について語っています。
  • John Kander and Fred Ebb
    Russ Fortier監督、29分。これはElliot Norton Reviewに含まれる1980年の作品のひとつで、カンダーと作詞家フレッド・エブが「キャバレー」など様々な制作プロジェクトでの2人の協力について語っています。

クリストファー・イシャーウッドの生涯について知りたいならば、同じくAlexander Street Pressの長編ドキュメンタリーなどはどうでしょうか。

  • Chris and Don: A Love Story
    Guido Santi・Tina Mascara監督、2時間13分。この映画はアメリカ人アーティストDon Bachardyとの生涯にわたる関係を描いており、胸を打たれます。

興味の対象がどこにあるにせよ、ProQuestの学際リソースが知的好奇心への扉になることをお約束します。
まさに(フレッド・エブとボブ・フォッシーが書いた)ライザ・ミネリの不朽のセリフのとおり、「お祝いを始めましょう。さあこちらへ。用意はできています(“Start celebrating. Right this way, your table’s waiting.“)」

参考文献
1. Leve, James. “The Divinely Decadent Lives of Cabaret,” Kander and Ebb. New Haven, US: Yale University Press, 2009. ProQuest Ebook Central.
2. Murf. (1972, Feb 16). “Film reviews: Cabaret.” Variety (Archive: 1905-2000), 266, 18.
3.http://www.rogerebert.com/reviews/cabaret-1972
4. Genzlinger, Neil. (2014, 08). “The Age of Aquarius.” Opera News, 79, 32-35. Arts Premium Collection.
5. Leve.
6. Leve, J. (2004). “Open a new window: The Broadway musical in the 1960s.” Popular Music and Society, 27(4), 548-550. Arts Premium Collection.
7. Rinaldi, Nicholas George. (1982). Music as Mediator: A Description of the Process of Concept Development in the Musical, “Cabaret.” (Order No. 8214132, The Ohio State University). ProQuest Dissertations and Theses, 225.


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